電子海図がIMOの場で検討開始されたのは、IHOの動きに連動し1985年の第2四半期である。そののち幾多の検討を重ね、1995年の第4四半期にはECDISの性能基準が正式に認められた。日本では水路部により日本版紙海図(日本測地系)をIMO/IHOの基準により、CD−ROM(Compact
Disc Read−0nly Memory)に記録し航海用電子海図(ENC)として刊行を開始している。また、ENCを基礎にしたERCが水路協会からIC(Integrated
Circuit)カードの形式で販売されている。